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美術展ハシゴの日



桜も大体散ったし人出も落ち着いたかと思って上野にお出かけしました。

まず国立西洋美術館で初めて現代美術作品を展示するという、「ここは未来のアーティスト
たちが眠る部屋となりえてきたか?Does the future sleep here?」。
西洋美術館の収蔵作品と現代作家の作品を対比させて見るという試みも面白いのですが、
学芸員の人から上野のホームレスに関する絵をオーダーされて、そこから山谷につながり、
日雇い労働者の人々の人生を描いた弓指寛治さんの作品群がしみじみ良かったです。
申し訳ないけど、その次のモネの未修復の絵を修復してみた作品がちょっと霞んで見えました。

西洋美術館はまあまあガラガラでしたが、その次に向かった東京藝大美術館の「大吉原展」
は相当混んでいたので、なるほど人はレジスタンスの匂いがするものは敬遠するのね、と感じた次第です。
浮世絵の美人画といえば遊女か芸妓が多いので、人身売買だ!と今更目くじら立ててもねえ、と
思う私ですが、こちらもかなり凝った構成で珍しい絵も多かったのでは?見応えありました。
実物の浮世絵を見ると、その技術の細かさやデザインの巧みさにびっくりです。

両館とも予想していたより深い構成で色々と考えさせられました。
西洋美術館はこれから「未来のアーティストたちも眠る部屋」となってほしいです。
またそれとは別に、コンピューターグラフィックスより人の手によって描かれた線の方が
なぜか感動するなあ、とは思ってます。
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美学校石版画工房展



今年も美学校の石版画工房展に参加します。

会期:4月12日(金)〜4月16日(火) 13時〜19時 (最終日17時まで)
会場:美学校スタジオ 東京都千代田区西神田2-4-6 宮川ビル1F

2年目になりましたがますます悩みは深く、ちっとも同じように刷れない、などリトグラフの謎は
深まるばかりですが、少しずつ感触としてわかって来たこともあるような…
今年はポストカードブックも制作しまして、19枚のポストカード入で1000円となかなかお得だと思います。
春のお散歩がてらお越しいただけると嬉しいです。

安井仲治 僕の大切な写真 展



安井仲治という人は昭和初期の新興写真の時代の人という認識だけであまり知らなかったのですが、
天才というよりはわりと親しみやすさを感じる写真が多くて、あーここではこう撮るよねー、
と思える作品もけっこうありました。とか言うと殴られそうですが…
というかこういう先人たちの影響を知らず知らずに受けているんだと思います。
38歳と若くして亡くなっているので、その年齢をはるかに超えてしまった身としては、
「僕の大切な写真」と言える感覚が懐かしいというか羨ましさも感じてしまったのでした。